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Tuesday, April 17, 2012

タミル人の心理

インドの我が家の使用人はみな、タミル人です。ベビーシッターも運転手さんもお掃除のお姉さんも。運転手はよく辞めたりするので何人も使っていたことがありますが、歴代みなタミル人。

タミル人とはインド南部タミル・ナド州出身の人たち。我が家にいるタミル人はタミル・ナドの田舎から職を求めてデリーに出てきた人たち。アパートで働いている人たちには驚くほどタミル人が多く、出稼ぎというよりはデリーに移り住んできた人たち。

よく友達とも話題になるのですが、日頃私たちが接しているタミル人はとても不思議。彼らの考え方や行動はある意味特殊な気がする。で、数年彼らと生活をともにし、いろいろ観察していたのですが、一番特徴のあるのは次の3点だと思う。
  • 忠誠心が強いこと:タミル人は人は信用できる!とうちの旦那様が信じていて、確かに今までの経験からそうなのですが、なぜかというと忠誠心が強いから。頼んでないのに体を張ってがんばってくれる人もいます。私が思うにはタミル人は誇り高く、タミル人もしくはその類の人間には尽くしてくれるのだと思う。だって、北インド人のことはかなり外国人扱いしていて(もちろん文化が違うのだから)態度が冷たかったりするので。我が家はタミル語ができる旦那様のお陰で彼らのハートをゲットしているだと思う。
  • 情熱的+劇的な表現:タミル映画を観ていても感じるけど、彼らの表現は情熱的で劇的。葬式のときには悲しさを表すために体全体で泣き叫ぶので、はじめてタミル人の葬式に遭遇するとちょっとびっくり。同様に口論になるともうとまらない。そもそも口が達者だから大変なことに。。。相手に伝えるために表現しなきゃ、って頑張り精神が働いているらしい。
  • 少しづつ(でも毎日)ご褒美・気遣いがほしいこと:これは旦那様のお母さんが言っていたこと。タミル人にはちょっとづつでも毎日何かあげること。彼らはそれで満足感を覚えるらしい。
ちなみに我が家近辺で働いているタミル人はデリーに自分たちの居住区を持っていてそこにも興味深い世界があります。その話はまた今度。

Thursday, September 8, 2011

インドの離乳食

Mango君が生後5ヶ月になった頃から離乳食を始めた。市販のベビーフードが乏しいインドで何を食べさせているかというと、ragi(ラギ)である。ラギとはFinger milletのこと。日本語では四国稗と言うらしいので、ひえの一種である。インド原産であるようだが、南アフリカでも見かけた穀物である。

さて、このラギをどうやって与えているかというと、実は我が家ではショートカット。義理母が作ってくれた粉末状のラギを水に混ぜ、沸騰させるだけ。ゼリーくらいの硬さのものができあがる。お義母様はというと、まずラギの種を一晩、水に浸して発芽させる。それをすりつぶしてこしたものを乾燥させるのである。粉末状になったラギは結構長持ちするので、旦那の実家から郵送してもらって我が家で保存したりしてる。

ラギの種

南インドでは昔からラギを離乳食として各家庭で作っていたようだが、最近ではすでに粉末状になったラギを購入する家庭が増えてきているらしい。「離乳食ラギの作り方を次世代にも伝えられるように!」とうちの旦那様が言い出したので、我が家でも一度、一から作ってみたのだが。。。結構、手間隙かかった。私は田舎のお義母さんが愛情こめて送ってくれるやつでいいな。

ちなみにMayurちゃんも育んだこのラギ、Mango君も大好物である。

Tuesday, August 30, 2011

Ten rupee coins

Sometime back, the circulation of ten rupee coins started in India. It is the first time ten rupee coins are made and circulated. I think it is symbolic to the growth of the nation, and what's more, it would be one of the catalysts to changing consumer mindset in the country.

Actually for the last couple of years, the Indian masses began to do away with 25 paisa and 50 paisa coins since nothing cost so small anymore. Of course, it's mostly due to inflation such small coins matter no more to the people, and hence ten rupee enters into coinage. But the introduction of ten rupee in coins in the market also alters the people's attitude towards amount of "ten rupees" as smaller than before, just because it is a coin, not a note!

This change in perception of ten rupees will further alter the way people, especially the poor, purchase things. Ten rupee is not expensive anymore. A small tetrapack mango juice and bag of potato chips can be now purchased in one coin, without making consumer feel they are spending too much.

The other side of the coin of this phenomenon is that things like a packet of Parle-G biscuits that cost only Rs. 5 today, can drive up its price to meet the pressure from inflation.

In any case, ten rupee coins are still rare. I had it in my wallet a few days ago, not sure where it went...

Sunday, August 28, 2011

象に乗った神様

先週から、我が家の近くにあるケララのヒンドゥー教寺院でお祭りが行われています。毎年のことなのですが、その一環として、寺院に祀られているクリシュナ神が象に乗って、近辺のケララ人のおうちを訪れます。で、今日がその日でした。


我が家のあるアパートにもやってきました。きらびやかな飾りをつけた象の頭の上にのせてあるのが、普段は寺院の本堂に祀られている神様。

お祭りといっても日本の神社の祭りとは違うので、出店とかがあるわけではありません。でもこの寺院では、祭りの期間中、ただで昼ごはんを参拝客に振舞っています。典型的なケララのご飯なのですが、これが結構おいしいのです。我が家も総出で毎年、何回かお昼を食べにいくのですが、今年はこのご飯を提供する業者が変わったため、めちゃ辛かった。。。一度だけいただいて、今年はもう寺院でのお昼ごはんは断念しました。

何はともあれ、これからも家族そろって健康&安全にすごせますように。

Thursday, August 18, 2011

アナ・ハザレ氏

海外のメディアでも報道されているのでしょうか、インドのアナ・ハザレ氏。ここ数日、テレビも新聞も第二のマハトマ・ガンディーといわれるこの人物のニュースだらけ。このおじいちゃん、インド政府の汚職撲滅のために戦っている。もともと活動家で、支持者とともに8月16日からハンガーストライキを予定していた。

断食の前日、なんとハザレさん、我が家のあるアパートに泊まっていた。ニュースによると、ここに彼もアパートを持っているらしい(本当かどうか定かでないけど)。外でハザレ氏らしき人物を見た我が家のMayurちゃんは、「TVにでてたおじさん!」、とちょっと興奮。

翌日の断食当日。今回の断食、デリー警察当局からいろんな条件を出されていたのだが、その要求を受けれいれる姿勢をまったく見せなかったため、ハザレ氏はアパート内で拘束されてしまった。アパートの周りは朝から報道陣・警察・支持者・やじ馬でいっぱい。自家用車で登校途中のMayurちゃん、車がアパートから出られず、道は渋滞、で大遅刻。登校してきた順に好きな友達と自由に座っていいMayurちゃんのクラス、この日は一番遅かったため、ひとりで座るはめになってしまったMayurちゃん。「ハザレさんのせいで。。。」とMayurちゃん。


(© Rajasthan Talkies)

ちなみにハザレ氏はすでに釈放されてハンガーストライキをしています。支持もインド全土に広まっており、今後どうなるのか気になります。