Friday, April 20, 2012
Tuesday, April 17, 2012
タミル人の心理
インドの我が家の使用人はみな、タミル人です。ベビーシッターも運転手さんもお掃除のお姉さんも。運転手はよく辞めたりするので何人も使っていたことがありますが、歴代みなタミル人。
タミル人とはインド南部タミル・ナド州出身の人たち。我が家にいるタミル人はタミル・ナドの田舎から職を求めてデリーに出てきた人たち。アパートで働いている人たちには驚くほどタミル人が多く、出稼ぎというよりはデリーに移り住んできた人たち。
よく友達とも話題になるのですが、日頃私たちが接しているタミル人はとても不思議。彼らの考え方や行動はある意味特殊な気がする。で、数年彼らと生活をともにし、いろいろ観察していたのですが、一番特徴のあるのは次の3点だと思う。
タミル人とはインド南部タミル・ナド州出身の人たち。我が家にいるタミル人はタミル・ナドの田舎から職を求めてデリーに出てきた人たち。アパートで働いている人たちには驚くほどタミル人が多く、出稼ぎというよりはデリーに移り住んできた人たち。
よく友達とも話題になるのですが、日頃私たちが接しているタミル人はとても不思議。彼らの考え方や行動はある意味特殊な気がする。で、数年彼らと生活をともにし、いろいろ観察していたのですが、一番特徴のあるのは次の3点だと思う。
- 忠誠心が強いこと:タミル人は人は信用できる!とうちの旦那様が信じていて、確かに今までの経験からそうなのですが、なぜかというと忠誠心が強いから。頼んでないのに体を張ってがんばってくれる人もいます。私が思うにはタミル人は誇り高く、タミル人もしくはその類の人間には尽くしてくれるのだと思う。だって、北インド人のことはかなり外国人扱いしていて(もちろん文化が違うのだから)態度が冷たかったりするので。我が家はタミル語ができる旦那様のお陰で彼らのハートをゲットしているだと思う。
- 情熱的+劇的な表現:タミル映画を観ていても感じるけど、彼らの表現は情熱的で劇的。葬式のときには悲しさを表すために体全体で泣き叫ぶので、はじめてタミル人の葬式に遭遇するとちょっとびっくり。同様に口論になるともうとまらない。そもそも口が達者だから大変なことに。。。相手に伝えるために表現しなきゃ、って頑張り精神が働いているらしい。
- 少しづつ(でも毎日)ご褒美・気遣いがほしいこと:これは旦那様のお母さんが言っていたこと。タミル人にはちょっとづつでも毎日何かあげること。彼らはそれで満足感を覚えるらしい。
Saturday, April 14, 2012
インドの教育事情
つい最近までUNICEFで働いていた大学院時代の友達が義務教育法をインド国会で承認するのを心待ちしていた2009年。あれから1年以上過ぎて、昨日の新聞の一面記事ではこのRight to Education法に基づいてインドの6~14歳までの全ての子供には無償で教育を受ける権利があることから、私立の学校でも社会・経済的に弱い(要するに社会経済力の低い家庭の子供たち)のための入学枠を25%設けることが通達された。
社会経済的に弱い家庭の子供たちへの特別枠は以前から私立の学校でも設けていたところも沢山ある。Mayurちゃんの学校もちゃんと特別枠があって、全校生徒の30%がこのEconoimically Weaker Section (EWS)になると誇らしげに校長先生が言っていたことがある。でもデリー近郊でここ数年に設立された学校では今までにないような施設を建設し、比較的裕福な家庭から生徒が集まっていた。そんな学校にはEWS生徒の枠はなく、今回の政府の通達で25%のEWS生徒の受け入れを徹底することになったそうな。
この報道を見て、仲のいい友達が心配そうにしていた―自分の子供が貧困層の子供たちと一緒に勉強することになることからの環境の変化やEWS生徒にかかる学費の負担。。。社会的にも経済的にも格差の大きいインド社会なので、個人的にはEWSの枠はとても重要だと思う。インドの公立教育は良いとはお世辞にもいえないので、貧困層や低カーストの子供たちが不利な条件のまま教育を受けていては格差是正は絶対されない。インドのような社会ではEWSはある意味、義務であると思う。友達が自分の子供を心配するのもわからなくないけれど、国際協力の仕事をしているせいか、MayurちゃんやMango君にインドの幅広い層の子供たちと生活をともにする機会を持って欲しいと思う。だってそれがインドの現実なのだから。
社会経済的に弱い家庭の子供たちへの特別枠は以前から私立の学校でも設けていたところも沢山ある。Mayurちゃんの学校もちゃんと特別枠があって、全校生徒の30%がこのEconoimically Weaker Section (EWS)になると誇らしげに校長先生が言っていたことがある。でもデリー近郊でここ数年に設立された学校では今までにないような施設を建設し、比較的裕福な家庭から生徒が集まっていた。そんな学校にはEWS生徒の枠はなく、今回の政府の通達で25%のEWS生徒の受け入れを徹底することになったそうな。
この報道を見て、仲のいい友達が心配そうにしていた―自分の子供が貧困層の子供たちと一緒に勉強することになることからの環境の変化やEWS生徒にかかる学費の負担。。。社会的にも経済的にも格差の大きいインド社会なので、個人的にはEWSの枠はとても重要だと思う。インドの公立教育は良いとはお世辞にもいえないので、貧困層や低カーストの子供たちが不利な条件のまま教育を受けていては格差是正は絶対されない。インドのような社会ではEWSはある意味、義務であると思う。友達が自分の子供を心配するのもわからなくないけれど、国際協力の仕事をしているせいか、MayurちゃんやMango君にインドの幅広い層の子供たちと生活をともにする機会を持って欲しいと思う。だってそれがインドの現実なのだから。
Saturday, March 31, 2012
Before & After
In this day and age when the families far away are digitally connected, sometimes the very purpose of updating the blog doesn't seem to be so important. But I have come to know recently that my "little" niece in Kerala (who is almost a grown-up) has been looking forward for my blog updates. So here I come, with some new happenings in the family...
Mango has turned one already and we have been waiting to get mundan done for him. Mundan is a Hindu practice of shaving the head to remove the birth hair for the first time. Mayur had hers done five years ago. And it was Mango's turn. We have visited a specific Hindu temple where there is a guy who professionally shaves people's head for this purpose. Considering how energetic Mango is on normal days, we all thought it was going to be a difficult task to keep him still while his head being shaved. Surprisingly, he sat rather quiet only with occasional head turning to gaze at people who watched him breathlessly.
At the end, he has come out to be little monk. Now no one can mistake him for a girl!
Mango has turned one already and we have been waiting to get mundan done for him. Mundan is a Hindu practice of shaving the head to remove the birth hair for the first time. Mayur had hers done five years ago. And it was Mango's turn. We have visited a specific Hindu temple where there is a guy who professionally shaves people's head for this purpose. Considering how energetic Mango is on normal days, we all thought it was going to be a difficult task to keep him still while his head being shaved. Surprisingly, he sat rather quiet only with occasional head turning to gaze at people who watched him breathlessly.
At the end, he has come out to be little monk. Now no one can mistake him for a girl!
Before
After
Wednesday, February 15, 2012
Rising Star
Today was Mayur’s annual school function. This is something Mayur has been looking forward since she had a great Tarzan and Jane performance last year. Surprisingly, this once a shy child has become a stage performer since she joined school. And she has been counting days for the function. This year’s theme was “Rising Star.” Dressed in white and blue, Mayur did a great performance. But this year’s highlight for Mayur was the fact she has been awarded “the most disciplined student.” I’m sure she was considered “disciplined” because she generally tells other children in her class manners and rules to follow. And I’m sure that is Mayur imitating me!
今日は待ちに待ったMayurちゃんの学芸会。昨年のターザン&ジェーンのダンスでセンターステージだったMayurちゃん、味を占めたのか、もう数週間前からワクワクしていました。今年はステージの上ではなく、学校の校庭が舞台の代わりに使われ、保護者の席も校庭を囲んで設置されていました。なので、早くに入場して最前席をゲットしたものの、Mayurちゃんがダンスする位置がわからず、見えなかったらどうしようかと思いました。でも、超ラッキーなことにMayurちゃんは私たちの席の目の前配置になっていました。ダンスはともかく、今年の学芸会でMayurちゃんは「しつけのよい子」賞をもらいました。多分この賞に選ばれたのは、Mayurちゃんが自分のクラスで他の子たちに「ご飯の前には手を洗うのよ!」、「散らかしたちゃんと片付けて!」と日々、指示しているからではないかという気がするのですが。。。これはきっと母親の真似であること間違いなしですね。
Saturday, February 4, 2012
Padma Shri賞
もう2月になりました。デリーの冬もそろそろ終わりに近づいてきました。ということで、今冬最後の毛糸作品です。
この季節、デリーではクラフト関連のイベントが数多くあります。ちょうど2月1日から恒例のSurajkund Craft Melaがデリー郊外のSurajkunndで開催されています(~15日まで)。巨大なクラフトバザーですが、実は私はSurajkundはあんまり好きじゃありません。クラフトと言ってもDastkarのようにおしゃれ&高品質なものもあればどこにでも売ってるようなちゃっちいものまでごちゃごちゃと販売されているから。週末に行くとかなりの人ごみだし。
クラフトバザーと言えばやっばりNGOのDastkarが年2回開催するDastkar Bazaar。今年2月ちょうど自分が一時帰国しているときに開催されるので行けないので、とっても残念。ちなみにこのNGO Dastkarの創設者Laila Tyabji さん、今年のPadma Shri賞を受賞したそうです。
Padma Shri賞とはインドの芸術・文学・科学・社会福祉(多分スポーツも)などの分野で大きな貢献をした人におくられる名誉ある賞です。クラフト業界の方が選ばれるのは初めてなのではないでしょうか。
DastkarのLailaさんたちは80年代からインドのハンディクラフト生産者たちを支援してきました。ハンディクラフトは安いのが当たり前、という概念を打ち破るべく、デザインや品質を改善すると同時にクラフト生産者たちの所得向上を目指し、マーケティングの支援やフェアトレードの推進をしてきました。これからの活躍も楽しみです。
できあがるとクッションカバーになります。
この季節、デリーではクラフト関連のイベントが数多くあります。ちょうど2月1日から恒例のSurajkund Craft Melaがデリー郊外のSurajkunndで開催されています(~15日まで)。巨大なクラフトバザーですが、実は私はSurajkundはあんまり好きじゃありません。クラフトと言ってもDastkarのようにおしゃれ&高品質なものもあればどこにでも売ってるようなちゃっちいものまでごちゃごちゃと販売されているから。週末に行くとかなりの人ごみだし。
クラフトバザーと言えばやっばりNGOのDastkarが年2回開催するDastkar Bazaar。今年2月ちょうど自分が一時帰国しているときに開催されるので行けないので、とっても残念。ちなみにこのNGO Dastkarの創設者Laila Tyabji さん、今年のPadma Shri賞を受賞したそうです。
Padma Shri賞とはインドの芸術・文学・科学・社会福祉(多分スポーツも)などの分野で大きな貢献をした人におくられる名誉ある賞です。クラフト業界の方が選ばれるのは初めてなのではないでしょうか。
DastkarのLailaさんたちは80年代からインドのハンディクラフト生産者たちを支援してきました。ハンディクラフトは安いのが当たり前、という概念を打ち破るべく、デザインや品質を改善すると同時にクラフト生産者たちの所得向上を目指し、マーケティングの支援やフェアトレードの推進をしてきました。これからの活躍も楽しみです。
Monday, January 16, 2012
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